診療案内
診療内容
●内分泌外科
当科では、甲状腺疾患(甲状腺癌および良性腫瘍、バセドウ病)、副甲状腺疾患(原発性副甲状腺機能亢進症、続発副甲状腺機能亢進症)、副腎疾患(クッシング症候
群、原発性アルドステロン症、褐色細胞腫、その他副腎腫瘍)、多発性内分泌腫瘍症を対象とした診療と治療を行っています。
手術が必要な場合は、日本医科大学付属病院にて行います。
手術が必要な場合は、日本医科大学付属病院にて行います。
●外科
- 皮下腫瘤
- 外傷
- 熱傷
- 褥瘡
- 陥入爪 など
●内科
- かぜ
- インフルエンザ
- 花粉症(アレルギー性鼻炎)
- 腹痛
- 嘔吐
- 下痢
- 便秘
- 生活習慣病(糖尿病、高血圧、脂質異常症) など
●健康診断
- 特定健康診査
- 区民健診
- 企業健診 など
●予防接種
- インフルエンザ
- 肺炎球菌ワクチン など
●甲状腺疾患
- 甲状腺癌
- 甲状腺腺腫
- 腺腫様甲状腺腫
- 甲状腺機能亢進症(バセドウ病)
- 甲状腺機能低下症(橋本病)
- 亜急性甲状腺 など
●副甲状腺疾患(上皮小体疾患)
甲状腺疾患の症状は、疲れやすい、むくみやすい、便秘、冷えなどの症状や、あるいは逆に動悸がする、イライラして落ち着かない、暑がりで汗をかきやすいなど、多くの女性が日々感じている症状が多いものです。そのため、ご自身の判断で、「産後の疲れだろう」「更年期だから仕方がない」「老いによるものだ」などと決めつけてしまっていた方が、調べてみると実は甲状腺の病気が原因だった、などというケースがしばしば見受けられます。 甲状腺に何らかの異常があった場合、体の他の部分の異常として症状が発症してくるため、症状からはすぐにわかりにくく、専門の病院でなければ診断が難しいのが甲状腺疾患の特徴です。
●副腎疾患
- 機能性副腎腫瘍(原発性アルドステロン症、Cushing症候群、褐色細胞腫)
- 偶発腫瘍
- 副腎がん など
●多内分泌腺腫症(MEN I,II)
●バセドウ病
バセドウ病は、免疫の異常によって起こる自己免疫疾患です。就職、結婚、妊娠、出産など人生の大きな節目となるできごとが重なる20~30歳代の若い女性に多い病気です。また、ご家族にバセドウ病の既往歴がある場合、かかる可能性が高いのも特徴です。この疾患に当てはまる患者さんの多くは甲状腺が腫大し、首が張って見えます。
その他、目つきが鋭くなる、体重の減少、動悸、のぼせ、不整脈、頻脈、高血圧、イライラ、多汗、倦怠感などがよくみられる症状です。 ストレスが原因のひとつともいわれています。バセドウ病は、自然に軽快される例もありますが、ほとんどの場合は治療が必要です。気になる症状がある場合は、早めにご相談ください。
その他、目つきが鋭くなる、体重の減少、動悸、のぼせ、不整脈、頻脈、高血圧、イライラ、多汗、倦怠感などがよくみられる症状です。 ストレスが原因のひとつともいわれています。バセドウ病は、自然に軽快される例もありますが、ほとんどの場合は治療が必要です。気になる症状がある場合は、早めにご相談ください。
●橋本病
慢性甲状腺炎は別名橋本病とも呼ばれる自己免疫疾患の一つで、甲状腺に対して破壊性の自己抗体が過剰に作られ、それによって甲状腺からのホルモン分泌が低下する病気です。 多くは30代~50代の女性にみられます。長い期間にわたりゆっくりと起こる炎症なので、ほとんど痛みや発熱の症状が起こることはありません。橋本病でも甲状腺が腫れることがあり、その腫れは触ってみるとバセドウ病より表面がごつごつしているものが多い傾向があります。 甲状腺は予備能力の大きな臓器で、少しくらい破壊されても甲状腺ホルモンを作る能力が低下することはありません。また、甲状腺の機能も大半は正常なので、その場合は、治療の必要もありません。橋本病と聞くと難病ではないか?と不安になる方も多いですが、もし診断された場合でも、甲状腺機能低下症になり治療が必要なのは一部の方のみで、大半の場合は、甲状腺ホルモンの測定の検査を時々受けて、ホルモンが低下しているということがわかれば、甲状腺ホルモンの服用を始めるだけの治療になります。
●甲状腺機能低下症
無気力, 易疲労感, むくみ, 寒がり, 体重増加, 動作緩慢,記憶力低下, 便秘, 嗄声 など
●甲状腺腫瘍性病変
甲状腺に腫瘍(おでき)ができる場合があります。のどぼとけの下に片方だけまたは左右両方にできる場合があります。良性腫瘍と悪性腫瘍があります。超音波検査や細胞診を行い適切に診断を行うことが必要です。良性腫瘍の場合、定期的に経過観察が必要な場合があります。増大傾向や腫瘍径が大きく周囲臓器への圧迫や上縦郭内(胸のなか)へ進展する場合には手術が必要になることがあります。悪性腫瘍の場合は腫瘍径やリンパ節や他臓器への転移の有無を正確に診断して治療方針を立てることが重要です。日本医科大学内分泌外科と連携を行い適切な治療方針を立案いたします。
●骨粗鬆症外来
健康で長生きをするためには骨を丈夫に保つことが重要です。骨は常に新陳代謝をしていて古い骨が壊され新しい骨が作られています。その代謝と上手に付き合うことが骨を丈夫にさせる秘訣です。しかしながら、年齢とともに骨が脆くなる骨粗鬆症になることがあります。骨粗鬆症は「骨の量が減り(骨密度の低下)、質が悪くなり、骨がもろくなり骨折しやすくなった状態(骨質の劣化)」と定義されます。高齢化に伴い患者数が増加しています。閉経後に女性の骨量は低下する傾向にあり、骨粗鬆症は女性の病気との認識があります。しかしながら、2005年の骨粗鬆症実態調査では4分の1が男性で女性特有の病気ではないことが分かりました。毎年15万の方が大腿骨頸部骨折となられており、寝たきりの原因ともなり、健康寿命を維持することが難しくなります。骨の異常を早期に診断、治療することは健康寿命を延長するためにとても大切です。当クリニックでは開設以来、DEXA法により骨量の測定と骨代謝マーカーの測定にて骨粗鬆症の診断を行い、その結果に基づき症状や来院頻度を考慮して継続と持続可能な治療プランを個別に提案をしてまいりました。甲状腺機能亢進症の方や副甲状腺機能亢進症の方は骨の代謝が亢進しその結果、骨量が低下します。また、検診などで骨密度の低下をいわれた高齢女性やステロイドを使用している方などは骨粗鬆症のリスクが高まります。寝たきりで介護を受けていられる方にも骨粗鬆症治療は介護骨折予防を目的とした大切な意味があります。骨粗鬆症診断のためのレントゲン検査、骨密度検査、骨代謝マーカー等を測定し投薬治療を中心にそれぞれの方に合わせた治療を提案していきます。治療効果判定も骨密度検査、骨代謝マーカー等を測定し数値化することで治療継続の目的意識をもって頂き、ともに最善の治療を検討していきたと考えております。是非とも骨粗鬆症外来にてご相談ください。
内分泌とは?
●内分泌とは?
私達の体の中では、種々の生理的作用を持つ物質がうまく調和して全身の臓器に作用し、人間の生命を維持し、生体の恒常性( 正常な機能を維持する仕組み)や正常な代謝機能を保っています。これらの、正常な機能を保つのに必要な体の機構が内分泌系です。内分泌代謝作用を示す物質をホルモンと呼びます。
●内分泌疾患
ホルモンを作る内分泌臓器の障害により、ホルモン分泌の異常(増加又は低下)が起こった状態か、またはそのホルモンが作用する対象臓器の異常(ホルモン受容体やホルモン情報伝達の障害)により、ホルモン作用の異常が起こった状態なのです。内分泌代謝疾患の中には糖尿病や高脂血症の様に患者さんの多い疾患から、これまで原因不明の精神疾患(ノイローゼやうつ傾向など)として放置されてきた希な疾患まで様々な疾患が含まれます。それ故、内分泌代謝疾患を正確に診断し、治療することは非常に重要です。
■主な疾患
- ●甲状腺 (バセドウ病、橋本病、甲状腺機能低下症など)
- ●副甲状腺 (原発性副甲状腺機能亢進症、腎性副甲状腺機能亢進症など)
- ●副腎 (原発性アルドステロン症、クッシング症候群、褐色細胞腫など)
甲状腺とは?
●甲状腺とは?
甲状腺は、首の前方、喉ぼとけ(甲状腺軟骨先端)のすぐ下にある、たて4cm・厚さ1cm、重さ10~20g程度の小さな臓器で、全身の新陳代謝や成長の促進などにかかわるホルモン(甲状腺ホルモン)を分泌しています。
まるで蝶が羽根を広げたような形(右葉と左葉)をしており、蝶の胴にあたる部分(狭部)から成り、気管を取り囲むように位置しています。通常甲状腺は柔らかく、表面を触ってもわかりにくいですが、腫れてくると手で触ることができ、また見ただけでも腫れているのがわかることもしばしばあります。超音波検査(甲状腺エコー)を行えば、その大きさや内部の様子をとても詳しく調べることができます。
まるで蝶が羽根を広げたような形(右葉と左葉)をしており、蝶の胴にあたる部分(狭部)から成り、気管を取り囲むように位置しています。通常甲状腺は柔らかく、表面を触ってもわかりにくいですが、腫れてくると手で触ることができ、また見ただけでも腫れているのがわかることもしばしばあります。超音波検査(甲状腺エコー)を行えば、その大きさや内部の様子をとても詳しく調べることができます。
●甲状腺疾患について
甲状腺疾患の症状は、疲れやすい、むくみやすい、便秘、冷えなどの症状や、あるいは逆に動悸がする、イライラして落ち着かない、暑がりで汗をかきやすいなど、多くの女性が日々感じている症状が多いものです。そのため、ご自身の判断で、「産後の疲れだろう」「更年期だから仕方がない」「老いによるものだ」などと決めつけてしまっていた方が、調べてみると実は甲状腺の病気が原因だった、などというケースがしばしば見受けられます。
甲状腺に何らかの異常があった場合、体の他の部分の異常として症状が発症してくるため、症状からはすぐにわかりにくく、専門の病院でなければ診断が難しいのが甲状腺疾患の特徴です。
甲状腺に何らかの異常があった場合、体の他の部分の異常として症状が発症してくるため、症状からはすぐにわかりにくく、専門の病院でなければ診断が難しいのが甲状腺疾患の特徴です。
●次のような症状は、甲状腺中毒症の可能性があります。
- ■のどぼとけのすぐ下にある甲状腺が腫れる
- ■目玉が前に突出する
- ■脈が速くなる
- ■動悸
- ■いらいらする
- ■手がふるえる
- ■汗をかきやすい
- ■やせる
- ■下痢をする
●次のような症状は、甲状腺機能低下症の可能性があります。
- ■のどぼとけのすぐ下にある甲状腺が腫れる
- ■元気がなくなる
- ■疲れやすい
- ■むくむ
- ■寒がりになる
- ■体重が増える
- ■よく眠るようになる
- ■記憶力が低下する
- ■便秘
- ■声のかすれ
- ■脈がゆっくりになる
- ■頭髪や眉毛が抜ける
- ■皮膚が乾燥する
- ■体温が下がる
●下記の症状の方はご相談下さい。
- ■首に腫れがある
- ■体がむくむ
- ■喉に違和感がある
- ■声がかれる
- ■安静にしているのに、心臓がドキドキする
- ■手指が細かく震える
- ■暑がりになり、水をよく飲み、汗をたくさんかく
- ■よく食べているのに痩せてきた
- ■イライラしやすくなった、落ち着きがなくなった
- ■理由も無く体重が増えた
- ■体が冷え、寒がりになった 肌が乾燥し、カサカサする
- ■体が重く、だるさを感じる
- ■食欲が無いのに太ってきた
- ■朝起きた時に、顔や手がむくんでいる
- ■便秘をしやすくなった
- ■昼間も眠く、居眠りをするようになった
- ■脈がゆっくり静かになった
- ■月経不順になった
- ■やる気が出ない など
紹介先病院
当院では近隣の総合病院と連携して地域医療を行っております。入院や専門的な検査が必要な場合には、最適な医療機関をご紹介させていただきますのでご相談下さい。
また、患者さんのご希望する病院を紹介することも可能です。
また、患者さんのご希望する病院を紹介することも可能です。
●三井記念病院 など |


月・火・水・金
10:00~13:00
14:00~18:00
14:00~18:00
土
10:00~13:00
休診日
木曜・土曜午後
・日曜・祝日
・日曜・祝日
※土曜日の診療は混雑緩和の為、事前予約をお勧めしております。


五十嵐内分泌クリニック
〒103-0023東京都中央区日本橋本町1-5-11
ユニゾ日本橋本町一丁目ビル2F
TEL:03-3270-8855
- ●東京メトロ銀座線
「三越前駅」A4出口より徒歩3分
