五十嵐内分泌クリニックは甲状腺疾患専門クリニックです

五十嵐内分泌クリニック

東京メトロ銀座線「三越前駅」
A4出口より徒歩1分

診療案内

診療内容

内分泌外科

当科では、甲状腺疾患(甲状腺癌および良性腫瘍、バセドウ病)、副甲状腺疾患(原発性副甲状腺機能亢進症、続発副甲状腺機能亢進症)、副腎疾患(クッシング症候 群、原発性アルドステロン症、褐色細胞腫、その他副腎腫瘍)、多発性内分泌腫瘍症を対象とした診療と治療を行っています。
手術が必要な場合は、日本医科大学付属病院にて行います。

外科

皮下腫瘤 外傷 熱傷 褥瘡 陥入爪 など

内科

かぜ インフルエンザ 花粉症(アレルギー性鼻炎) 腹痛 嘔吐 下痢 便秘 生活習慣病(糖尿病、高血圧、脂質異常症) など

予防接種

インフルエンザ 肺炎球菌ワクチン など

甲状腺疾患

甲状腺癌 甲状腺腺腫 腺腫様甲状腺腫 甲状腺機能亢進症(バセドウ病) 甲状腺機能低下症(橋本病) 亜急性甲状腺 など

副甲状腺疾患(上皮小体疾患)

甲状腺疾患の症状は、疲れやすい、むくみやすい、便秘、冷えなどの症状や、あるいは逆に動悸がする、イライラして落ち着かない、暑がりで汗をかきやすいなど、多くの女性が日々感じている症状が多いものです。そのため、ご自身の判断で、「産後の疲れだろう」「更年期だから仕方がない」「老いによるものだ」などと決めつけてしまっていた方が、調べてみると実は甲状腺の病気が原因だった、などというケースがしばしば見受けられます。 甲状腺に何らかの異常があった場合、体の他の部分の異常として症状が発症してくるため、症状からはすぐにわかりにくく、専門の病院でなければ診断が難しいのが甲状腺疾患の特徴です。

副腎疾患

機能性副腎腫瘍(原発性アルドステロン症、Cushing症候群、褐色細胞腫) 偶発腫瘍 副腎がん など

多内分泌腺腫症(MEN I,II)

バセドウ病

バセドウ病は、免疫の異常によって起こる自己免疫疾患です。就職、結婚、妊娠、出産など人生の大きな節目となるできごとが重なる20~30歳代の若い女性に多い病気です。また、ご家族にバセドウ病の既往歴がある場合、かかる可能性が高いのも特徴です。この疾患に当てはまる患者さんの多くは甲状腺が腫大し、首が張って見えます。
その他、目つきが鋭くなる、体重の減少、動悸、のぼせ、不整脈、頻脈、高血圧、イライラ、多汗、倦怠感などがよくみられる症状です。 ストレスが原因のひとつともいわれています。バセドウ病は、自然に軽快される例もありますが、ほとんどの場合は治療が必要です。気になる症状がある場合は、早めにご相談ください。

橋本病

慢性甲状腺炎は別名橋本病とも呼ばれる自己免疫疾患の一つで、甲状腺に対して破壊性の自己抗体が過剰に作られ、それによって甲状腺からのホルモン分泌が低下する病気です。 多くは30代~50代の女性にみられます。長い期間にわたりゆっくりと起こる炎症なので、ほとんど痛みや発熱の症状が起こることはありません。橋本病でも甲状腺が腫れることがあり、その腫れは触ってみるとバセドウ病より表面がごつごつしているものが多い傾向があります。 甲状腺は予備能力の大きな臓器で、少しくらい破壊されても甲状腺ホルモンを作る能力が低下することはありません。また、甲状腺の機能も大半は正常なので、その場合は、治療の必要もありません。橋本病と聞くと難病ではないか?と不安になる方も多いですが、もし診断された場合でも、甲状腺機能低下症になり治療が必要なのは一部の方のみで、大半の場合は、甲状腺ホルモンの測定の検査を時々受けて、ホルモンが低下しているということがわかれば、甲状腺ホルモンの服用を始めるだけの治療になります。

甲状腺機能低下症

無気力, 易疲労感, むくみ, 寒がり, 体重増加, 動作緩慢,記憶力低下, 便秘, 嗄声 など

甲状腺腫瘍性病変

甲状腺に腫瘍(おでき)ができる場合があります。のどぼとけの下に片方だけまたは左右両方にできる場合があります。良性腫瘍と悪性腫瘍があります。超音波検査や細胞診を行い適切に診断を行うことが必要です。良性腫瘍の場合、定期的に経過観察が必要な場合があります。増大傾向や腫瘍径が大きく周囲臓器への圧迫や上縦郭内(胸のなか)へ進展する場合には手術が必要になることがあります。悪性腫瘍の場合は腫瘍径やリンパ節や他臓器への転移の有無を正確に診断して治療方針を立てることが重要です。日本医科大学内分泌外科と連携を行い適切な治療方針を立案いたします。

骨粗鬆症外来

健康で長生きをするためには骨を丈夫に保つことが重要です。骨は常に新陳代謝をしていて古い骨が壊され新しい骨が作られています。その代謝と上手に付き合うことが骨を丈夫にさせる秘訣です。しかしながら、年齢とともに骨が脆くなる骨粗鬆症になることがあります。骨粗鬆症は「骨の量が減り(骨密度の低下)、質が悪くなり、骨がもろくなり骨折しやすくなった状態(骨質の劣化)」と定義されます。高齢化に伴い患者数が増加しています。閉経後に女性の骨量は低下する傾向にあり、骨粗鬆症は女性の病気との認識があります。しかしながら、2005年の骨粗鬆症実態調査では4分の1が男性で女性特有の病気ではないことが分かりました。毎年15万の方が大腿骨頸部骨折となられており、寝たきりの原因ともなり、健康寿命を維持することが難しくなります。骨の異常を早期に診断、治療することは健康寿命を延長するためにとても大切です。

健診二次検査

健康診断や人間ドックを受診して、「首がはれている」や「甲状腺が大きい」と指摘を受けたり、コレステロールやALP(アルカリフォスファターゼ)の異常、甲状腺機能検査の異常を指摘された場合は甲状腺の病気かもしれません。すぐに治療を必要とする場合や経過を観察すればいい場合など様々です。
頚部超音波検査や甲状腺機能や甲状腺疾患関連抗体などを測定して甲状腺の病気の有無を判断することが大切であります。
当院ではご心配な点を受診当日で解決するよう検査を進めていきます。

不妊と甲状腺

明らかな甲状腺機能低下を示す方の妊娠は健常な方の妊娠に比べて流早産の頻度が高いとの報告があります。
胎児が自身で甲状腺ホルモンを合成するまでは母からの甲状腺ホルモンで発達が行われます。
母体の甲状腺機能が低下している場合は胎児の成長に影響を及ぼすことが分かってきました。
特に人工受精や体外受精を検討されている方は甲状腺機能を測定し適切に治療することが勧められています。

内分泌とは?

内分泌とは?

私達の体の中では、種々の生理的作用を持つ物質がうまく調和して全身の臓器に作用し、人間の生命を維持し、生体の恒常性( 正常な機能を維持する仕組み)や正常な代謝機能を保っています。これらの、正常な機能を保つのに必要な体の機構が内分泌系です。内分泌代謝作用を示す物質をホルモンと呼びます。

内分泌疾患

ホルモンを作る内分泌臓器の障害により、ホルモン分泌の異常(増加又は低下)が起こった状態か、またはそのホルモンが作用する対象臓器の異常(ホルモン受容体やホルモン情報伝達の障害)により、ホルモン作用の異常が起こった状態なのです。内分泌代謝疾患の中には糖尿病や高脂血症の様に患者さんの多い疾患から、これまで原因不明の精神疾患(ノイローゼやうつ傾向など)として放置されてきた希な疾患まで様々な疾患が含まれます。それ故、内分泌代謝疾患を正確に診断し、治療することは非常に重要です。

主な疾患

甲状腺 (バセドウ病、橋本病、甲状腺機能低下症など)
副甲状腺 (原発性副甲状腺機能亢進症、腎性副甲状腺機能亢進症など)
副腎 (原発性アルドステロン症、クッシング症候群、褐色細胞腫など)

甲状腺とは?

甲状腺とは?

甲状腺は、首の前方、喉ぼとけ(甲状腺軟骨先端)のすぐ下にある、たて4cm・厚さ1cm、重さ10~20g程度の小さな臓器で、全身の新陳代謝や成長の促進などにかかわるホルモン(甲状腺ホルモン)を分泌しています。
まるで蝶が羽根を広げたような形(右葉と左葉)をしており、蝶の胴にあたる部分(狭部)から成り、気管を取り囲むように位置しています。通常甲状腺は柔らかく、表面を触ってもわかりにくいですが、腫れてくると手で触ることができ、また見ただけでも腫れているのがわかることもしばしばあります。超音波検査(甲状腺エコー)を行えば、その大きさや内部の様子をとても詳しく調べることができます。

甲状腺疾患について

甲状腺疾患の症状は、疲れやすい、むくみやすい、便秘、冷えなどの症状や、あるいは逆に動悸がする、イライラして落ち着かない、暑がりで汗をかきやすいなど、多くの女性が日々感じている症状が多いものです。そのため、ご自身の判断で、「産後の疲れだろう」「更年期だから仕方がない」「老いによるものだ」などと決めつけてしまっていた方が、調べてみると実は甲状腺の病気が原因だった、などというケースがしばしば見受けられます。
甲状腺に何らかの異常があった場合、体の他の部分の異常として症状が発症してくるため、症状からはすぐにわかりにくく、専門の病院でなければ診断が難しいのが甲状腺疾患の特徴です。

次のような症状は、甲状腺中毒症の可能性があります。

主な症状
  • のどぼとけのすぐ下にある甲状腺が腫れる
  • 目玉が前に突出する
  • 脈が速くなる
  • 動悸
  • いらいらする
  • 手がふるえる
  • 汗をかきやすい
  • やせる
  • 下痢をする

上記のような症状があれば、バセドウ病などの甲状腺中毒症(甲状腺ホルモンの過剰状態)による症状の可能性があります。医療機関を受診し、採血で甲状腺機能検査を行ってもらうことが大切です。当院では、採血で甲状腺機能検査を行い、甲状腺超音波検査で原因疾患を調べさせていただきます。病気の原因によって、飲み薬を選択し、治療させていただきます。

次のような症状は、甲状腺機能低下症の可能性があります。

主な症状
  • のどぼとけのすぐ下にある甲状腺が腫れる
  • 元気がなくなる
  • 疲れやすい
  • むくむ
  • 寒がりになる
  • 体重が増える
  • よく眠るようになる
  • 記憶力が低下する
  • 便秘
  • 声のかすれ
  • 脈がゆっくりになる
  • 頭髪や眉毛が抜ける
  • 皮膚が乾燥する
  • 体温が下がる

上記のような症状があれば、橋本病などの甲状腺機能低下症(甲状腺ホルモンが少ない状態)の可能性があります。医療機関を受診し、採血で甲状腺ホルモンの値をチェックしてもらいましょう。 当院では、採血で甲状腺機能検査を行い、甲状腺超音波検査で原因を調べさせていただきます。 病気の原因を確定した上で、甲状腺機能が低下している場合にレボチロキシンという飲み薬を内服していただきます。

下記の症状の方はご相談下さい。

  • 首に腫れがある
  • 体がむくむ
  • 喉に違和感がある
  • 声がかれる
  • 安静にしているのに、心臓がドキドキする
  • 手指が細かく震える
  • 暑がりになり、水をよく飲み、汗をたくさんかく
  • よく食べているのに痩せてきた
  • イライラしやすくなった、落ち着きがなくなった
  • 理由も無く体重が増えた
  • 体が冷え、寒がりになった 肌が乾燥し、カサカサする
  • 体が重く、だるさを感じる
  • 食欲が無いのに太ってきた
  • 朝起きた時に、顔や手がむくんでいる
  • 便秘をしやすくなった
  • 昼間も眠く、居眠りをするようになった
  • 脈がゆっくり静かになった
  • 月経不順になった
  • やる気が出ない
  • など

紹介先病院

当院では近隣の総合病院と連携して地域医療を行っております。入院や専門的な検査が必要な場合には、最適な医療機関をご紹介させていただきますのでご相談下さい。 また、患者さんのご希望する病院を紹介することも可能です。
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